4.姉ちゃんへの報告により。

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そして、次の日。 午前10時という遅めの時間に起きた俺はとりあえず何か連絡はないかとスマホを見てみる。 ……ん? いや、みまちが……ん? ……姉ちゃんからの着信が56件とメールが135通……。 なにこれ怖い。 だって今日の深夜0時から連絡来てるよ!?姉ちゃんこわ!! 怯えていると、丁度姉ちゃんから着信がきた。 「……もしも『あんた!!毎週土曜日に報告って言ったでしょ!?なんで報告してこないのよ!忘れてたわけじゃないんでしょ!』……すみません」 出た瞬間怒鳴られた。こわいお。 『……まぁいいわ。で、今どんな感じよ?』 それが聞きたいだけだろう腐れ女子め!!!!!!!! ……なんて絶対言えないので心のなかで言う。 とりあえず、クラスのこととか翔のこととかを話しておいた。 『ふーん……。まぁはじめての報告にしてはまずまずね。んで、その翔くんがなんだって?』 「ああ、翔が連絡先交換したいんだってさ。教えていい?」 『もちろんいいわよ!むふっ、リアル腐男子と知り合えるなんて……月夜を通わせてよかったわ』 ……おい。 「ん、じゃあもう切るぞ?俺まだご飯食ってねぇの」 『むふふ……腐男子総受けが見れるのも遠くないかしら…………あ、うん。報告おつかれーっと』 電話を切る。本当に腐ってんな姉ちゃん。 ……とりあえず、翔のとこいくか。
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