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side 三田奏
うわぁ、うわぁうわぁうわぁ!!
つ、つっきーの手が!俺の、でこに!うわああああ!!!
やばいやばいやばい。顔絶対赤いよ。不謹慎だけど風邪引いててよかった。
不思議そうにこっち見てるつっきーがかわいすぎる。やばい。
てかさ。俺つっきーみたからってなに抱きついてんの。完全に無意識だったんだけど。
いやよかったけど!いい匂いしたし華奢だしかわいいしかわいいしかわいいし。
……じゃなくて。
まじでやばいかも。つっきー何でそんな簡単に手とか当てちゃうの。
そう思っていたときだった。
「ちょっと奏。風邪ひいてるんだから無茶しないではやくもどってくださ……ってあああああああよみちあああああああああ!!!!!!」
……しーちゃん。
あ、しーちゃんっていうのは副会長ね。雨宮雫、しーちゃん。
てかなになに。なんか変態になってるよしーちゃん!
「え、ちょ、やめてくださ……先輩!」
なんかちっちゃいもっさりした子に抱き付いてる。くんかくんかしてる。こわい。
……つっきーの匂い、マジいい匂いだったなぁ……。
じゃなくて!これじゃ俺まで変態!
てかいつまでつっきー手当ててんの!離してくれないと俺爆発する!
あ、離してくれた。……もっさりくんのほう行っちゃった。
離してっていったのは俺だけどさ。なんか……寂しい!!!
……つっきーの手、ちっちゃかった……。
side end
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