686人が本棚に入れています
本棚に追加
/118ページ
ご飯を食べ終え、生徒会室にいく。
行かなきゃあとでやばいことになるかもしんねーしな。
「月夜。大丈夫かなぁ……?」
翔が不安そうな目でこっちを見る。うわ、なんか連れてきちゃった俺がすげー悪いやつみたい。
「大丈夫だろ。つか翔はなんもしてないし」
「俺はいいの。月夜のことだよ」
きゅっと俺に抱きつく翔。ああかわいい。かわいすぎる。
「大丈夫。なんかあったら殴るわ」
「……それもやばい気がするけど」
生徒会室の前についたので、コンコンと扉をノックする。
つか扉くそ豪華なんだけど。
「入れ」
中から生徒会長らしき人の声。
「しつれーしやーすwww」
緊張感の欠片も感じられない翔の声。
だが、しっかり俺のことを後ろから抱き締めているところをみると、少し不安なのだろう。
……歩きにくいけどかわいいから許そう!
「神田月夜。率直に問う」
突然ぎらりとした目で俺を見る会長。
……他の生徒会役員はにこにこしてこちらをみている。
「お前は…………Sか?」
は?
え、えす?
……わっつ?
最初のコメントを投稿しよう!