天才が当たり前の世界で

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俺何かに何故集まっていると聞かれてもこいつ等とは腐れ縁としか言い様がない。 「俺は寮に1人で帰るからお前等だけで帰れ」 「カガリ、何を馬鹿なこと言っているんだ?」 馬鹿はお前だよシン。 ガツンと言ってやりたいが、如何せんここにいる4人には学力、戦闘ともに負けている。 「そうだよカガリ。私達とか・え・り・ま・しょ?」 「うぜぇ」 若干イラッと来たのでサヤカの頭に直接チョップをくれてやった。 「いったぁ。今私の細胞が2億は死んだ」 「たったの2億だ。気にするな」 「気にするよ!」 喧しい。只でさえ目立つ4人なのにこれ以上注目を集めないでくれ。 「正門迄でいいから一緒に帰ろ?」 「ヒビキ、正門までって寮は学園の中にあるんだからな?」 それだと通りすぎるだろ。
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