天才が当たり前の世界で

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「ファーニア家の方針だからな」 貴族ってのも以外と大変なんだな。 といって昔から家事をこなしている俺からしたら寮暮らし何て大したことないが。 「何でヒビキは俺の後ろにいるんだ?」 「うぅ」 「まさかお前………五大貴族なのにミズホ=ファーニアと面識が無いのか?」 「あるけど……話したことない」 実力はあるのに人見知りで内気なところがあるから、どうしてもヒビキは強く見えないな。 「まあまあミズホさんも入れて僕達と近くまで一緒に帰ろうよ」 「何で俺が入っているんだ」 「遠慮しておくよ」 ヴァンの提案も断りファーニアは1人で先に帰ってしまった。 「仕方ないか。じゃあ僕達だけで帰ろうか」 「おい、俺は帰らんぞ」 俺の言葉が聞かれる筈もなく、何だかんだで正門近くまで一緒に帰っていた。 無視良くない。
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