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(しかし、ご主人には私がいます)
たまたまだろうがセツナの声に反応して机にある刀が光ったように見えた。
(ご主人は私を完璧使いこなせていません。ご主人はまだまだ伸びます)
「えっ、俺ってこの刀使いこなせてないの?」
(はい。私がその程度の力な訳がありません)
まさかの真実だ。
俺の力と言えば刀に依存している部分があったのにまだ何か秘めていたのか。
やっべ、何か恥ずかしい。
コンコン
顔が赤くなり始めた頃に扉の方からノックする音が聞こえてきた。
「待ってください」
一応刀を腰に付けて扉を開けると先程見たばかりの人物の姿がいる。
「……ミズホ=ファーニア」
まさかの人物に俺は驚きを隠せないでいた。
何でこいつが部屋に?まず何で俺の部屋の番号を知っているんだ?
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