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「はぁ~、ならシン=フェイル。変わりに答えてくれ」
「魔石に力を込めると出来る」
「お前等やる気あるのか?」
「「大丈夫だ。問題ない」」
俺から見たら2人とも問題だらけだよ。
流石にエイジ先生が可哀想に見えてくるが、珍しくシンがふざけているから温かく見守らせてもらう。
「もう俺が説明する。今から配る魔石に魔力を込めると出来るのはもちろん
その人物にあった武器が出来る。それに壊れても勝手に直る優れものだ」
どこかの宣伝かよと言いたくなるほどにエイジ先生の説明は見事だった。
「この中で魔武器をすでに持っている奴いるか?」
Sクラスからはヴァン達いつもの4人にAクラスからは俺とミズホが手を挙げている。
「カガリって魔武器持ってたの?」
「まあな」
ヴァンの言いたいことは最もだろう。
ヴァン達みたいなギルドで二つ名持ちと言われる実力者や五大貴族のミズホなら分かる。
それに加え俺みたいな庶民が何故魔武器を持っているか疑問に思う者もいるだろう。
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