天才が当たり前の世界で

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五大貴族ってことはあいつらと知り合いかよ。 機能性を重視している短い髪に髪と同じ紅い瞳は何故か俺の方を捉えている。 何で俺? 俺の疑問に答えてくれる人はもちろん存在せず、ミズホ=ファーニア以上に存在感がある者がいないまま自己紹介は終了した。 「よし、終わったか。まずはお前達に手帳を配るからな」 手帳に魔力を流すと持ち主を判断するというが、学生ごときには理解出来ないものらしい。 てか学生ごときって失礼だな。 「その手帳で連絡先を交換すれば連絡出来るからな。あとそれ無くすなよ?――――高いぞ」 「いくらぐらいですか?」 好奇心からかクラスの1人が質問している。 「Aランクの討伐系を受けて貰わないといけないな」 『絶対に無くしません!!』 Aランクの討伐系って言ったら安くて10万。 とてもじゃないけど無くしたり出来ない。
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