天才が当たり前の世界で

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「安心しろ、分割払いが利くからな」 ローンかよ!? 「その手帳は身分証明にもなったりするから大事にしろよ」 はい、絶対に無くしません。 「明日のことだが、明日は使い魔契約と魔武器の精製をする。好きだろ?」 『はい!!』 またクラスの声が重なるが、それくらいこの2つは貴重なんだ。 「お前等も知っていると思うが、この2つは一度きりだからな。これからの将来にも繋がるからな大事にしろよ」 使い魔とは一生の付き合いになるし、魔武器も同じでその人に合った武器が現れる。 なのでこの2つの出来次第でクラスでの実力が分かってくる。 「詳しい話は明日するから今日は帰っていいぞ」 生徒が立ち上がろうとする頃にはエイジ先生の姿は消えていた。 どんだけ早く帰りたかったんだよ? 俺も帰ろ。 荷物の入っていない鞄を持つと立ち上がり教室から出ようとする。 「カガリ!」 教卓の側の扉。 そこが開くと本来ならいない筈の人物が現れてくる。
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