天才が当たり前の世界で

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「カガリ、一緒に帰らないかい?」 金髪に黒い瞳と爽やかな笑みが似合い、体も逞しく引き締まっている。 世の異性を虜にするその男性はヴァン=アトリア。 次世代のアイリス聖王国を担う逸材とまで言われていて同年代最強の称号を意のままにしている。 「帰らない」 「えー、シンもサヤカもヒビキと皆待ってるんだよ?」 何で俺がAクラスにいると思っているだ? わざわざテストで手抜きをしてお前等のいるSクラスと離れるためだぞ? 「俺は寮でお前等は実家、帰り道がまず違うだろ?」 「僕も皆も少しでもカガリといたいんだよ」 はぁ、お前はどうして堂々とそんな恥ずかしい台詞が言えるんだよ。 クラスの女子何かファーニア以外は興奮してるいるぞ? 「キャー、ヴァン様!!」「相変わらず格好いい」「あの黒髪何で私達のヴァン様と話しているのよ?」「チビ死ね」 最後の奴酷すぎだろ! ちゃんと165センチあるわ。
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