†夢見がち†

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「挨拶程度だよ。いつも。今のはたまたま?」 会話聞かれて話のネタがあったから。 なんだ、そっか。 じゃあ、私と変わんないくらい。 いまのやりとりの差は、意識してる人間としてない人間の差か。 まるっきり会話に混じれなかった後悔と、名前を覚えてくれていた嬉しさと。 笹倉君、ていうのか。 もうひとつ、嬉しさプラス。 「っていうか、あの人モテるよね。周辺店舗の女子の間でよく話に出るよ」 爆弾、プラス。
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