プロローグ

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担任が教室に入って来るなり、ホームルームが始まった。 「おはよう、今朝ほど秋吉美奈さんのご両親から連絡があって、美奈が昨日の夕方から自宅に帰っていないそうだ、誰か何でも良いから、心当たりが有ったら教えてくれ」 担任の話を聞いたクラスが、騒がしく成った。 まさか!本当だったんだと、俺は先生に相談を持ちかけた。 「先生、一時間目は先生の授業の世界史ですよね、俺からの提案が有ります」 「何だって、言ってみろ芦屋」 「奈美さんは、俺達の大切なクラスメイト何ですよ、だから!クラス全員で、一時間目を使って、学園から奈美さんの自宅迄を捜索させて下さい、お願いします」 するとクラス委員長の吉田沙織さんが、拍手をして立ち上がり、「先生、私達に一時間下さい、私も芦屋君に賛成で、同じ気持ちです」 するとクラス中から賛成の声が上がった。
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