転校

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というわけでこの凰呀学園に転校してくることになった俺は今、学園の門の前で迎えの人というのを待ってる。 ナオから学園の話は聞いている。 男同士の所謂ゲイが多いことも聞いた。 俺も実際バイだからそこはあまり気にしていない。 男相手に何度かヤッた事がある。 ナオには何も言わずに来たから絶対驚くだろうな。 俺は少しワクワクしながら門の向こうを見つめる。 「にしても遅いなあ、何してんだ?」 もう予定の時間は30分も過ぎてる。 こりゃ、忘れられてんじゃねーの? そう思いながら、俺は門を見上げる。 「飛び越える…か?」 4mちょっとの壁なら超えたことがある。 流石に飛び越えるのは無理だけどよ…。 「なんとかなる…かっ!」 俺はそう言いながら助走をつけて飛び上がる。 ーガシャン!! 大きな音を立てながらも、俺は門の上に手を掛けることに成功した。 「ん…しょっと」 門の上に乗るとすぐにストンと飛び降りる。 誰かに見られたら嫌だからな。 衝撃を吸収するために曲げていた足をもとに戻すと2つの視線を感じた。
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