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「声には出してなかったよ。それより…」
顔を上げた青年の黒曜石のような双眸と目が合った。
青年は伊呂波がこれまで見てきた誰よりも整っていて美しかった。
青年の美しさは、この世の言葉では到底言い表せないだろう。
しかし、そんな青年を見ての伊呂波の感想といえば…
オタク部屋の変態さんは結構、というかかなりイケメンでした。
ビックリしました。
あれ?作文?
というアホなものだった。
伊呂波がアホなことを考えていると、青年は再び伊呂波に向かって土下座をした。
「本っ当に申し訳ありませんでした!!」
「(え?ちょっと待て。
Blackout……土下座をして謝る羽を生やした変態……どうやら心が読める……)そうか!あなたが神か!?」
「いいえ、ケフィアです。
って何言わせるの!?」
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