叶わずの詩集

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  *唇*     紅い紅いその唇は  白蝋のような肌の上を這う  氷のように冷たく  だが、情熱的に  唯一無二の己の姫を求めて  彷徨う  そして、紅い血に誓いを立てる  きっといつの日か  必ず  寄り添うのだと
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