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おはようございます、こんにちは、こんばんは。 …三男の将人です。 なんで俺視点から始まるのかっていうと、どうやら3人の中で一番俺が常識人だかららしい。 それはまぁ…わからなくはない。 一番上の武はクラスでも一番成績がいいくせに、いつも口にするのは「ラノベのヒロインはショタがいいのかツンデレ女子高生がいいのか」なんてことばかり。 次男の倖政に関しては最近「どうしよう…俺の彼女が画面から出てこない。Aボタン押さないと話してくれないんだぞ!一体俺はどうすればいいんだ兄弟!!」とかほざいてたかな… なんで俺はこいつらと血が繋がってるんだ。 見た目も性格も全く似ていない俺らの唯一の共通点と言ったらひとつ。 3人ともラノベが大好きだってことだ。 え?俺も本当にまともなのかって? いいんだよ、可愛い女の子が好きで何が悪い。現実でモテねーんだから二次元に逃げたいと思う奴は山のようにいるだろ!モテない奴の夢を奪うな。 、てことで今俺は長男の武から借りた新しいラノベを読書中だ。 「な、お前はその美人魔法使いと獣耳ショタのどっちが好みだ。」 「まだそこまで読んでねーよ。ちょっと黙ってろ武。」 「俺は個人的に獣耳ショタだな。なんせ笑顔+しっぽふりふりだぞ?確かにスペック的には美人魔法使いの方が上かもしれんがこの最強な組み合わせには誰も勝てんよ。」 「お前はただ単にショタが好きなだけだろ。ロリコン乙」 「なんだ!お前だって最近ショタもいいかもなって言ってたじゃないか。裏切る気か貴様。」 「俺が好きなのは純粋で真っ直ぐな子だ。その付属として美人でもショタでもいいってだけで、別にショタが好きなわけじゃない。」 「お前とは一生分かち合えないな。」 「俺もそう思うよ。」
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