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「しかも家出してきたばっかりってとこかな。あの辺り家なんかないし、誕生日だから家出したってことはそこそこ二時間とかそんなもんだし。」
「マオくん頭いいね…。」
「伊達に推理小説ばっか読んでないよ。」
完璧だと思ってたのに穴だらけだったなぁ。誰だ完全犯罪って浮かれてたのは!うん、私。
「シェーラ、正直なところこの宿どう思った?」
「小さい!」
「ははは。即答?まぁシェーラなら当たり前だよね。僕でさえ狭ッ!ボロッ!って思ったもん。」
「でも、私基準がわかんないから…。普通の家ってどれくらいなの?」
「うーん…。あっほら、すぐそこの家ぐらいかな?」
「小さ…っ。」
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