3: Intimate friends and acquaintances

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「シェーラ、あたしがタメ口なんだからシェーラもタメ口でいいんだよ?固い固い。」 タメ口?固い?話し方のことかな? 「シェーラは何歳?」 「じゅ、十四歳。」 「一緒じゃん。じゃぁやっぱりタメ口で正解だね。」 「は、はい。いや、うん!」 「普段から敬語なの?」 「いや、そんなことないよ。」 「じゃぁ初対面には敬語系の人かー。」 何か…マオにも同じこと言われた気がする…。 「シェーラは誰かの応援?それともあたしみたいに見に来ただけ?」 「友達の応援よ。」 「じゃぁ友達が出てきたら教えて!あたしも応援する。」 「ありがとう。」 何か…もしかしたらミーナって話しやすいかも…。 「ラストの挑戦者!マオフェゼルタ・アシュレイ!」 あ!マオだ!! 「ってことはこの子?」 「そう!」 もう最後かぁ。思ったより早い。ミーナといたからかな? 「マオ!がんばれー!マオー!」 「がんばってー!!」 あっ!目が合った!気付いた気付いた。 自分のことじゃないのに緊張する…! そのわりにマオは私に笑いかけてる…普通逆じゃない? 何処からともなく「あの子カワイイ」って聞こえた。 ウチのマオはカワイイのよー♪ 声の方に耳を傾ける。 「弓とかやたら大きく見えるんだけどっ。」 「ちっちゃくてカワイイじゃん。十一、二歳かな?」 「それっぽい!」 初めて会ったとき私もそれぐらいだと思った…。 「マオ、すっごいカワイイって言われてんじゃん。」 「だね。まぁカワイイんだけど。」 「あはは、何だそれ。実際マオは何歳なの?」 「私と一緒で今年で十四歳。」 「嘘!?あ、マオに失礼か。」 「あはは。聞いてないから大丈夫。」 「弓が大きく見えるのはあたしだけ?」 「他の人が大きいからだよ!だって私、マオより背低いし…。」 「そうなの!?じゃぁ小さく見えて実は大きい子か…なるほど。」 「あ!射つよ!」 「お!!」 マオは他の人たちと違って、じっくり構えず軽く三本とも射った。 あんまり早く射ったからちゃんと見てなかった…。 「なんと真ん中に当たりました!!真ん中に一本!九十点に一本!七十五点に一本!合計二六五点!!」 いっきに歓声が沸き上がる。 え、マオってすごい…。すごい…。すごい…!! 「や、やったぁ!!マオすごいよ!」 「マオすごすぎない!?」 「わん!!わん!!」 マオってそんなにすごい子だったんだ…。
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