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ハブメル達がアミにより呼ばれて
きた朝食で、キルリは当然だが、
2人にかまっていた。
まだ経ったの20年。雪男、雪女で
はまだまだ幼児に値する年齢だ。
「いい父親だよな…」
ハブメルがボソリと呟いた。
しかし、颯人先生はわからないと
言うような顔をしていた。と――
「どうかした?颯人」
颯人先生の頭を撫で、首を傾げて
聞くキルリにハブメルは、デカイ
息子がここにも…と呟く。
「難しい顔してさ、どうしたの?
」
優しく頭を撫でながら聞くキルリ
に颯人先生は小さく笑うと小さく
告げた。
「なんでもない」
「嘘つき」
それをキルリがすっぱり切り捨て
た。次には颯人先生を抱きしめ、
キルリは口を開閉した。
「嘘つき…嘘言わなくていいんだ
よ。時に本音言ってもいいんだよ
?」
父親。しかし、キルリは変わらず
乙女で、端からみたら彼女が彼氏
に抱きついてるしか見えないが、
今は自室だし、仕方ないとハブメ
ルは息を吐いた。
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