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30分後。
私は、
【大当たり!】
と書かれたくじを見て青ざめていた。
そして、その隣で。
昂祐は、私と同じものを持って唖然としていた。
「はいっ、大当たりって書いてる人は、皆を代表して学祭の実行委員になっていただきまーす!というわけで、当たった人、挙手っ!」
「っ何で俺ぇぇぇぇ!!??」
「はい、橋本君、大当たり。みんなのためにがんばってくださーい!」
「嘘だろ!!?マジかよ!!」
「決まったことに文句は言わない!で、女子は誰?」
「わ…わたし」
「はあぁぁぁぁぁっ!!?」
昂祐が叫ぶ。
「じゃあ実行委員は早瀬さんと橋本君に決定でーす!皆、異議は」
「「ありませーーん!!」」
「ちょっ、まじふざけ」
昂祐の抗議なんて誰も聞いてない。
「ですよね!では、よろしくお願いしまーす!」
無駄に団結したクラスの声が耳に残る。
あぁ…。
「最っっっ悪!!!!!!」
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