第3章

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「よし、瑞希。帰ろうか。」 穂香は机の上の勉強道具を片付け始めた。 「うん…あっ、勉強は?もういいの?」 「あはは、いいよいいよー。」 もしかしたらまだ勉強してたかったかなと思ったけど、そんなことなかったみたいだった。 「じゃあ俺も帰ろうかなー。」 安達くんも机の上を片付ける。 「あれ?安達、橋本のこと待ってるんじゃないの?」 「んー、なんかあいつ遅いし。つか委員会のあと早瀬ちゃんと一緒に戻ってくるもんだと思ってたんだけど…」 「あ、そうじゃん。瑞希、橋本は?」 急に話かけられて、びっくりする。 …昂祐?
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