第1話 ニート、大地に勃つ

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案内された部屋の扉を開けると中には怖そうな面接官が二人……。 俺の負けられない戦いが幕を開けた。 面接官A「お座り下さい」 俺「言われなくてもそうするつもりですが」 面接官B「……。お名前をどうぞ」 俺「清水 大誠です」 A「今までに仕事の経験は?」 俺「ニートを少々……」 B「つまり無いんですね?」 俺「イエス、アイアム」 A「……ご趣味は?」 俺「引きこもりっす」 B「何か特技は?」 俺「これでもか、ってぐらいタンポポを優しく吹きます」 B「それをして何の得がありますか?」 俺「あの日おざなりにした1/3の純情な感情を思いだせます」 A「尊敬する人物は?」 俺「お父さん…」 A「理由は?」 俺「まぁ、今回のことでいろいろ俺等もボクシング界に迷惑かけたけど、親父は今でも尊敬してるし……ほんますいませんでした」 B「それ亀田じゃねえか!!もう少し真面目にお願いできますか?」 俺「ソーリー。ワタシガンバルアルアルダイジテン」
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