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触れ合いそうな唇。 だけど、決して触れぬように……。 そう頭ではわかってた。 だけど……、もう遅い。 ストッパーが外れ暴走し始めた本能。 もうここには、理性なんてものはない。 偶然を装い、俺は“故意”に事故を起こした。 衝動的にキスをして、どんどん溢れ出る感情に従うまま、彼女の耳、首筋にキスをしていく。 背中を向けていたはずの身体は仰向けに。 俺は無抵抗なままの彼女に覆い被さり、ゆっくりと胸の膨らみに掌を当てた。
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