348人が本棚に入れています
本棚に追加
外に出ると案の定。
「「・・・きょう、そのキスマーク何?」」
怒られてる。
ざまーみろ。
「行きましょう?予約しといたんで。」
予約はさっき電話でしといた。
店長も喜んでくれてた。
そう伝えると、京太をしかるのをやめて。
お姉さんたちも駅へと歩み出す。
二人のあとに続くと。
タッタッタッタッ
思わずビクッとしてしまう。
後ろから、誰か来る。
するとスルリ。
左手をとられる。
思わず見上げると。
「大丈夫だから。」
そこにはいつもの京太がいて。
すごく安心出来た。
手は恋人繋ぎで。
その指から伝わる体温が、
『守る』って言ってくれてるみたいだった。
「あれ、京太」
後ろから来た足音がピタッと止まる。
思わず京太の背に隠れる。
「あ?お前かよ。」
「ひっでー。何?隣の子彼女?
ってことはAINA!?」
最初のコメントを投稿しよう!