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翌日。
夜に心優からメールが来ていたから、一応返しておいた。
教室に向かい、自分の席につく。
今日も視線がまとわりつく。
ウザイな~。
「おはよう藍那」
私の目の前の席に座る心優。
「おはよう」
いつも通りの営業スマイル。
少し心配そうな顔をする心優。
「体調大丈夫?」
「うん、体少し弱いんだ」
ウソだけど。
そういっておけばサボりやすいし、文句も言われないだろう。
そう言うと大きな目をぱちくりさせて。
次の瞬間笑い出した。
「そういうことね!リョーカイ!」
何が?って思ったけど、めんどくさいからスルーしておいた。
そんな時。
「おはよう梅崎さん」
声をかけてきたのはまだ一度も喋ったことのない女子。
「おはよう」
内心『誰だこいつ』って感じだけど。
まあそこは一応相手にはする。
しないと怒られるし。
笑え私。
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