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「梅崎さん!友達になろー!
私のことは玲でいいから!」
嬉しそうな顔。
でも目的見え見えなんだけど。
このタイミングで言われたら普通に分かるし。
あーめんどくさい。
本当はほっといてほしいんだけど。
「うん。よろしくね玲。」
そしてアド交換をすると玲は嬉しそうに自分のグループのメンバーの所に戻っていった。
今頃他のクラスにも話は回っているだろう。
私は視線を心優に戻す。
「ーー・・・なに?」
心優は目を見開いて口も開けてて。
まぁアホ面。
「藍那ってSIINAの妹なんだ・・・」
「ーー・・・」
てか知ってて近付いてきたんでしょう?
なに驚いてんの?
そう返すと心優は私の机をバンと叩いて。
鼻息も荒く話しかけてきた。
「私!!私もSIINAの大ファンなの!!」
「うん、見ればわかる」
「ぇええ!?どの辺!?」
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