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担任の先生が入ってきて、クラスが静まる。
やっと鬱陶しい視線から逃れられてホッとする。
廊下側、前から2番目のこの席は後ろからの視線に晒されて煩わしいことこの上ない。
「梅崎ぃｰ昨日は挨拶お疲れさん」
昨日は入学式で代表挨拶をさせられた。
「･･･はい」
担任はクラスを見渡す。
「お前らも梅崎を見習えよ。
入試満点での首席なんて史上初だぞ。」
その言葉にクラスがざわつく。
余計なことを。
悪目立ちして、最悪だ。
挨拶だってしたくなかったし。
ｰｰ･･･したくなかった。
ウザイ。見てくるな。
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