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俺の腕の中で眠る藍那の顔には涙のあとが残っていて。
苛立ちばかりが募る。
ストーカーにたいしてももちろんだけど、不甲斐ない自分にたいしても。
何かあったのに。
俺にも甘えない、頼らない藍那を見て。
ムカついて。
頼ってほしくて。
でもうまく言えなくて、脅すようなこといって。
怖い思いした藍那に、もっと辛い思いさせた。
ストーカーから助け出せなかったし。
腹のアザ、大分痛そうだ。
早くなおんねーかな。
見てられない。
絶対に許さない。
藍那が、傷付いたんだ。
犯人見つけ出してやる。
だから、それまでは。
俺のそばで守られていて。
絶対に守るから。
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