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「藍那は一人でいたい?」
「、いたくない」
だって、怖い、から、
やだ、一人は怖い
「俺の家好きか?家族、好きか?」
「ん、好き」
「俺は?」
「ーー・・・好き」
恥ずかしくて京太の胸に顔を埋める。
「ん、じゃぁ俺はもっとお前と一緒にいたい。
お前は?」
「一緒に、いたい」
「ならいろよ」
「っ、でも」
埋めていた顔をあげる。
「でもじゃねーよ。
迷惑じゃねーの。
俺がそばにいてほしいから、お前は俺のワガママに付き合ってくれてるだけだろ?
どこが迷惑だよ。」
すごい理論だ。
「っつーか甘えとけよ。」
「甘えて、いいの?
居なくなったり、しない?
嫌わない?」
「あんまり遠慮ばっかされると嫌いになる」
「や、だ」
もっと強く京太に抱きつく。
ぎゅうっと、音のしそうなほど。
やだ、やだ、やだ。
嫌いにならないで。
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