唯一無二。

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「誰、あれ」 「同中のやつ。 コンビニでバイトしてる。」 あ、そういえば。 「お見舞いのとき、買いにいったところ、かな。」 「ああ。そうだよ。」 そう言いながら頭を撫でてくれる。 「ーー・・・なに?」 「さっき、怖かったろ。 我慢すんな」 あ、バレてる。 顔を俯ける。 「ごめん、京太の友達、なのに。」 「謝んなっつってんだろ。 彼氏なんだから。こんくらい。」 当然っと笑って見せた。 、ヤバい。 なんか泣きそう、だ。 「「おそーい」」 あ、ヤバい。 大分遅れをとってたみたいだ。 私と京太は走って後を追った。 しっかりと手を繋いで。
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