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「君は僕のことが好きじゃなければいけないんだっ
君は僕のものだろうっ」
狂ってる。
唾を飛ばしながら叫び続ける様はそうとしか言いようがない。
すると、ふっと。
大人しくなった。
「ああ、そうか。
藍那は騙されているんだね?その男に。」
なに言い出してんだこいつ。
ぎゅっと京太の服をつかむ。
「大丈夫。僕が正気に戻してあげる。
こんなやつ消してあげるから。」
なんで、なんで、笑ってるの?
怖い、怖い。
アシスタントさんは、そう言うと、
ハサミを持ち出した。
「美容師のハサミはよく切れるんだよ?」
にこにこしながらいってくる。
「お前、狂ってんな。」
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