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「ん、」
目を開けると、京太の顔がドアップにあった。
「っ、」
「わりぃ、驚かした」
「、ん大丈夫」
「起きれるか?」
「ん。」
体を起こすと。
ぽすっと。
京太の胸に収まった。
「あの、アシスタントは。まだ警察に行ってない。
店長さんが任せて欲しいって。」
「ん。」
京太の胸元を強く握る。
「でも、証拠あるし。
お前が言うなら警察につれてってもいい。」
警察に連れていく。
それは犯罪者にしちゃうってことで。
「ーー・・・いい。」
あのアシスタントさんは、初めて通いだしたときから、いつも優しくて。
ドリンク出してくれて。
何より店長さんの技術を盗もうと必死だった。
だから。
「きっと、大丈夫」
きっと気付くから。
自分にあるものに。
私なんかよりもっと価値のあるものに。
「そっか
分かった。」
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