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最初かなり遠慮された。
でも危ないからって理由付けて…葵ちゃんと二人で夜の道を歩いてる。
当時、街灯なんて無かったが月のお陰か明るかった。
他愛の無い話しながら歩いていたが…家の近くなのだろうか?もう大丈夫です、と葵ちゃんに言われ立ち止まる。
陽季「でも本当…今日はびっくりしたよ。コンビニで会うと思わなかった」
葵「そうですね…私もビックリしました!!でも今日は陽季先輩に会えて謝る事が出来て良かったです♪」
陽季「葵ちゃんは悪くないって言ったろ?…ま、俺も気になってたし謝れたから良かったけど。…じゃあ、またな」
俺は手を挙げ元来た道を歩き出す。すると
葵「陽季先輩」
なんだ?と思い、俺は葵ちゃんの方を振り向く。
葵「今日はありがとうございました♪おやすみなさい♪」
…俺はこの時不覚にも一瞬見とれてしまったのを覚えてる…月明かりに照らされながら手を振る葵ちゃんの笑顔に。…ズルいなとも思った。
陽季「…おやすみ」
そして葵ちゃんと別れた帰り道…俺は聞けなかった事を考えてた。
それはコンビニの事…コンビニなんだが2件ある。
俺の家の近くと国道沿いの2件。そして葵ちゃんの家からだと国道沿いのが断然近い。
まさかな……考えすぎだな、なんて思いながらも家に着いた俺は布団に入りその日は眠りについた。
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