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―――そして葵ちゃんと別れた俺は帰路に着く。
部屋に入るなり横になると…天井を見上げて今日の事を振り返ってた。
…色々あったな。…あの時琢磨達居なかったら…………にしてもあの時の葵ちゃん……。
思い出してたら…自分のした事に少し恥ずかしくなってた。
…すると携帯が鳴る。メールだった。
[送ってくれてありがとうございました♪おやすみなさい♪]
葵ちゃんからだった。
俺は返信すると携帯を置く。
あの後…少し笑いながら教えてくれた。
何となく笑われた理由も判るけど…その後も色々考えてたら…いつの間にか寝落ちてた。
それからちょこちょこ連絡取り合ってたある日の事。
葵「…で、前から楽しみにしてるんですよ♪」
それはCMで良く宣伝していた某アニメ映画の話だった。最近公開になったばかりで、まだ観ていないらしい。
陽季「あぁ、あの映画ね♪誰かと観に行くん?」
葵「今の所はまだ…妹と行こうかなって考えてます♪」
陽季「そうなんだ……良かったら一緒に観に行かない?俺も観たかったし」
葵「本当ですか!?行きます♪」
陽季「じゃあ…来週の日曜日で良い?」
葵「はい♪」
……こうして12月頭の日曜日に…葵ちゃんと二人で出かける事になった。
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