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あの後少し考えて…買おうと思った。
買い物してた中で葵ちゃんが一番食い入る様に…欲しそうに見てたからってのもあるが…クリスマスにプレゼントしてみよ思った。
クリスマスプレゼントとして渡したら…葵ちゃん、めっちゃ喜びそう…驚くかな?なんて思ったから…内緒で店へ行った。
店員「いらっしゃいませ♪…あれ?さっきの…」
陽季「あの……このネックレス買いたいんですけど」
ネックレスを店員さんは手に取ると…俺1人なのを見て理解した様で。
店員「かしこまりました♪少々お待ち下さい♪」
奥に行き可愛いらしい箱を持ってきてリボン等でラッピングしてくれた。
店員「お待たせしました♪頑張って下さいね♪」
その場を愛想笑いで返しネックレスを受け取ると俺は葵ちゃんの待つカフェに戻った。
…それから夕方位までブラブラしてたんだが…最後にまたシルバーアクセの店寄った時は焦った。
店員さんに口に人差し指当ててジェスチャーしたらネックレス売れたと言ってくれた。
少し残念そうにしてた葵ちゃん。何か悪い事した気分にもなったが…これはクリスマスがマジに楽しみだな…とも思った。そして帰路に着き葵ちゃんを送る。
葵「今日は楽しかったですね♪」
陽季「そうだね…また遊び行こうな♪」
葵「はい♪…先輩♪おやすみなさい♪」
笑顔で手を振る葵ちゃんと別れ…家に帰るなりネックレスの入った箱をテーブルに置く。
…早くクリスマスにならないかな~なんて思いながらもその日は眠りについた。
……そしてクリスマス当日。この時までは想像もしてなかった。
ネックレスを渡せなかったなんてね。
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