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するとその子は慌てながら俺に近付き
「ちょ…ちょっと!!いい加減起きてよ!!」
と俺の身体を思いっきり揺さぶる。あぁ~揺さぶるな!!って…………マジでこれ夢じゃないのか?じゃあ誰だこの子は!?俺知らないぞ!?
混乱しながらも俺は勢い良く立ち上がって女の子に指差しながら叫んだ。
「誰だお前は!!何で俺の部屋に居る!!夢じゃなきゃ何だってんだ!!ふざけるな!!」
すると、その子は一瞬ビクッと身体を震わした後困った様な顔しながら申し訳なさそうに
「…此処で待っててって琢磨先輩に言われたから待ってるんですけど…もしかして、何も聞いてないです?それと夢じゃない…」
「夢かどうかなんてどうでも良い……じゃあ何か?琢磨が此処で待ってろって言うから此処に居ますってのか?それを俺に信じろと?」
「はい…ホントに何も聞いてないんですか?後どうでも良いなら夢の話しないで下さい」
夢の件言わなきゃ良かった…何か腹立つが我慢しろ俺。
「…君の言う琢磨って柏木?」
「はい」
マジで琢磨か…人の家待ち合わせに使うとか…ふざけてるな。
俺はテーブルから乱暴に携帯を取り琢磨に電話した。
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