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「くそ、聞こえておらん!こうなったら・・・」
イグネは素早く魔導陣を描き、術を唱えた。
『物質術 カーデオキシン!!!』
イグネの杖から空気の波のようなものが発生し、一瞬にして火が消えた。
すると続けてもう一度術を唱えた。
『物質術 プリファ!!!』
またもや、空気の波が発生したが、今度は何も起きなかった。
「じっちゃん・・・」
ルトは一瞬何が起きたかよくわからなかった。
「ルト、大丈夫か!?」
イグネがルトの所まで駆け寄る。
「すげぇやじっちゃん!!!ありがとう!俺は大丈夫。中の人助けてくる!!」
「よく無事じゃったのぅ!早く行ってやれ」
ルトは焦げ臭い家の中に入り、すぐに一人の島人をかついで出てきた。
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