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しばらくして、二人は村に着いた。
「そういえば、あなたは何歳なの?」
「俺は14歳!」
「えっ、じゃあ同い年だ!私も14歳!!!」
「そうなんだ!じゃあ、レアって呼ぶね!!」
「じゃあ私も、ルトって呼ぶ!」
こうして二人はすっかり意気投合し、そしてレアの家に着いた。
「さあ入って!」
「おじゃましま~す!おお~、結構広いね!」
「まあね~。一人暮らしだし、もうちょっと狭くてもいいんだけどね!あ、さっきから気になってたんだけど、私になにか用があってこの村に来たの?」
「あ、うん。実はレアに頼み事があって来たんだ。」
「頼み事?」
ルトは事情を説明し、母親ベル・クラウザーの書いた回復薬の研究書を見せた。
「これ凄い!!ところどころ暗号化されてるけど、全部解読できれば凄い回復薬を作れそう!!私に、任せて!」
「ありがとう!!レアに頼んでよかった!どのくらいかかりそう??」
「前にも暗号解いたことあるから、そうねぇ、徹夜すれば明日までには終わりそう!」
「すげぇ!前にも解いたことあるんだあ」
「まあね!!」
レアは冷えたミルクティーを持ってきて、ルトに尋ねた。
「回復薬ができたら、もう自分の島に帰るの?」
ルトは旅をすることなども詳しく話した。
「…そういうわけで、まだまだ島には帰れないんだ。明日にはまた次の島に行こうと思ってる!実はその島で大会があるんだ!!」
ルトは嬉しそうな顔で言った。
それに対し、レアは不思議そうな顔でこう言った。
「大会??なんの?」
次にルトが行こうと思っている島には、ジャブロック大会という大規模な格闘大会がある。
そしてその大会の優勝者には、賞金500万ゼニーと「バトルライセンス」というカードがもらえる。
レアもだんだんテンションが上がってきた。
「私も参加したい!」
「え~、レアはやめなよ。結構危ない大会だよ!!盗賊10人に勝てるようになってからにしなよ!!」
ルトは笑いながら言った。
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