夢は願望をあらわす鏡
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まことに惜しむらくは、大翔が男だったことだ。 「は、あ、あ!?」 気が動転している大翔は口元をごしごしとこすり、言葉にならないうめき声をだす。 「……あー」 それを見てなにかを察したらしい男性は、よこしまな笑みを浮かべた。 「初めてだった? 奪っちゃってごめんねー」 「ははは、は、はいぃ!?」 赤い顔で激しく動揺している子供を見て、男性はくつくつと肩をゆらせていた。
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