夢は願望をあらわす鏡

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目元まですっぽりとかぶっていた黒いフードを取り、さらさらの髪をかきあげる。 首には金のアクセサリー、腰にはふといベルト。そこからぶら下げた、複数の小ぶりな石。足首まである黒ローブ。 いかにもファンタジーの装備といった非現実的な服を着用している。 「あ、あの、えっと……」 大翔は少しとまどった表情をうかべる。事故チューのせいではない。
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