夢は願望をあらわす鏡

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「その様子だと、いま眠ったばかり?」 「あ、はい。さっきここに来ました」 大翔がそう答えると、じゃがいもはニヤッと口角をあげた。 「見たい夢が決まってないなら、僕が遊んでる夢に来る? RPG《ロールプレイング》ぽい内容。けっこう人が来てるよ」 願ってもない申し出。大翔は一も二もなくうなずいた。 「行きたいです!」 じゃがいもは表情をゆるめた。大翔にむかって左腕をのばす。 「――おいで」
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