夢は願望をあらわす鏡

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「ようこそ、旅のお方」 ふいに声がかけられる。木の枝にだれかが座っているようだった。サイズがあっていないだぼだぼの長そで、長ズボン。 みじかい足をぶらぶらとゆらしている。 「ここは夢と現実、意識と無意識の中間にある深層心理――」 「あなたは……?」 大翔は目をこらす。人間なら三才から五才ほどの体型だ。
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