夢は願望をあらわす鏡

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目の前がさんぜんとかがやき、やがて光は円形に縮小する。それに手をのばすと、冷たくて重い質感がつたわってきた。 銀色の細い腕輪だ。いくつかきれいな宝石がついている。 いままでいろんな夢を見てきたが、これほどリアルに体感するのは初めてだった。 大翔もここまでの夢をつくる自信はない。製作者は《夢》の建築にふかい知識があるらしい。
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