2223人が本棚に入れています
本棚に追加
彼氏がいないのに成績が下がった…じゃ、シャレにもならない。
はぁ……。
放課後、意気消沈しながら帰りの準備を済ませて、校門を出た時だった。
『あんたの名前“長谷川 亜美”だよな? 俺と付き合ってくれ』
隣りの高校の不良に絡まれた。
『私には、無理ですっ』
耳ピアスだとか、色のついた髪からして、無理、絶対に無理!
『私、これから帰るんでっ』
『ちょ、おいっ』
たまーにされる告白は、なぜかこういう部類の人ばかり。
本当に私はついていない。
速攻で断ったあと、慣れないダッシュをして逃げた。
こんなの、最悪だ。
最初のコメントを投稿しよう!