恋に落ちた瞬間。

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彼氏がいないのに成績が下がった…じゃ、シャレにもならない。 はぁ……。 放課後、意気消沈しながら帰りの準備を済ませて、校門を出た時だった。 『あんたの名前“長谷川 亜美”だよな? 俺と付き合ってくれ』 隣りの高校の不良に絡まれた。 『私には、無理ですっ』 耳ピアスだとか、色のついた髪からして、無理、絶対に無理! 『私、これから帰るんでっ』 『ちょ、おいっ』 たまーにされる告白は、なぜかこういう部類の人ばかり。 本当に私はついていない。 速攻で断ったあと、慣れないダッシュをして逃げた。 こんなの、最悪だ。
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