44人が本棚に入れています
本棚に追加
/118ページ
「毎度毎度お前はなんだよ!?
せっかくの美人面が台無しだぜ?」
あ、ズルい
アタシにはそんなこと言わないのに
うらやましい
「はん、気持ち悪いです
悪寒が走ります。ね?ご主人様?」
ぶっころ!!
アタシは乃恵流のセーラー服の襟を握り
一気に突っ走った
風でさえアタシには追い付けない
そんなスピードだ
ムカつくしかなり嫉妬した
アイツはいつだってそう
アタシのことを全然褒めないのに
周りの人、特に女の子に優しい
しんちゃん、アタシだって女の子だよ
アタシのこともしっかりみてよ
今日は耳のピアスかえたんだよ
...気づく訳ないか
「あれ主人、ピアス変えましたか?」
お前は本当にアタシをよく見てるよ
アイツもせめてその半分でも
見てくれればいいんだけどね
最初のコメントを投稿しよう!