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キーンコーンカーンコーン…
帰りのHRの終わるチャイムが鳴った
よし、やるか
俺は心の中でそう思い簡単清掃が終わった教室に戻った
しばらくしても、彼女は来なかったので、窓の外で準備体操をしている部活を眺めていた
――ガラッ
教室のドアが開いた音がした
彼女は、はぁ、はぁと息を荒げていた。走ってきたのか
「ごめんね。掃除で遅くなっちゃった」
「全然大丈夫。それより君の方こそ大丈夫?走ってきたみたいだけど」
「あ、はい 大丈夫です」
「そう、よかった。俺は、不破 真琴。よろしくね。俺のことは好きに呼んでくれていいから」
「あ、はい じゃあ、不破君で。こちらこそよろしくお願いします。私は、柊 未琴といいます」
うん。君の名前は親友から聞いてたから知ってる。それにしても、彼女俺の名前知ってたみたいだな
昨日、帰り道で名前呼ばれたし
――――――
それから俺等は、教室で当たり障りない話をした。結局彼女の話したいことは聞けなかったけど… まぁ、これからも放課後予定がない日は、この教室で集まって話すことになった それに連絡の為に携帯番号を交換していつでも連絡できるようになった
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