0人が本棚に入れています
本棚に追加
「じゃあ、放課後に教室で話を聞いてやる。それでいいか?話を聞けば彼女の為になることをしてあげられるだろ?」
「うん それでいいよ でも、真琴君が裏切ったらどうしよう?」
おい、コラ コイツ自分から彼女の為になることをしてくれない?って言ったくせに、俺が裏切ったらどうしようだ?ふざけんなよ まぁ、いざというときの手段にするつもりだし
「そのときは、そのときだな まぁ、了解 頑張るわ」
そう言って、俺等は屋上を出た
そして、俺は彼女の教室まで行った
「ねぇ 柊さん居る?」
たまたま通りかかった彼女のクラスメイトらしき女子に話しかけた
「え?」
急に呼ばれて驚いた様子と、柊という名前が分からない様子で疑問系の返事がかえってきた
「柊 未琴さん居る?」
今度はフルネームで聞いてみた
「え? あ、あぁ すぐ呼んできます」
初めは疑問系だったが分かった様子で教室まで呼びに行ってくれた てか、存在感無さすぎだろ 流石、柊さん まぁ、こんなこと親友の前で言ったら怒られそうだけど
「あ、あの 私に何か御用ですか?」
ぱたぱたと走ってきて、慣れない様子でおろおろと聞いてきた
「あのね、放課後に教室まで来てくれない?」
うん 直球だね 俺 自分でもわかるくらい直球だった
「え? えっと、あの 何故?」
少し落ち着こうよ 心の中でそう思いながら返事をした
「俺、君と話したいことがあるんだ それに、色々とやりたいこともあるしね」
変に誤解を招きそうな返事だね
「あ、はい 分かりました いいですよ
私も話したいことがありますし」
そう言って、彼女は優しく微笑んだ
え? 彼女も話したいことがあるの? 少々疑問に思うこともあったけど、また放課後に。と言って別れた
最初のコメントを投稿しよう!