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こんな私だけど、変わりたいって思ったことがないわけじゃない。
……そう、あれは中学生の頃だ。
私は一本の童話に出会った……。
図書室でじゃない。
本屋でもない。
誰もいなくなった放課後の教室の机の上……。
それは一冊の大学ノートだった。
テスト前にノートを借りにくるクラスメートのひとりが、授業も聞かずに何やら書いてたのは気付いてた。
『河童が教えてくれたコト』……。
今思えば、さして面白かったわけでもない。
文章もヘタクソで、勢いだけのモノ……。
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