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「たしかに智ちゃんは幼なじみだし、話すのは慣れてるけど…」
私は頭の中で、合同誌の提出日までの簡単なスケジュールを立ててみた。
ネタを急いで考えたとして、下調べ、取材、原稿は最低でも3回は書き直して…
ああそうだ、10月の定期考査も気が抜けない。
無理だ。
その隙間に智ちゃんへのインタビューを挟み込める隙間はない。
「ちぃちゃん、やっぱり…」
やっぱり無理、と言いかけた私を遮って、ちぃちゃんはとある提案をしてきた。
『ねぇ、こんなのはどう?』
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