狂い咲きの花

すれ違い・・・

刹那「ここが京の町・・・」
浪士「ずいぶん艶やかだな・・・」

とりあえず聞いてみよう

刹那「あの・・・」
女の人「はい？」
刹那「や、八木邸はどちらでしょうか？」
女の人「！？、あんた壬生浪の仲間かい？」
刹那「いえ、ただ、用がありまして・・・」
女の人「そこの角を曲がったところだよ」
刹那「かたじけない。」

随分と嫌われてるな・・・

言われた角を曲がると昔の声が聞こえた

刹那「こ、近藤さん。僕は・・・」
浪士「おい！」
刹那「！、す、すまない。夜押しかけるとしよう。」

近藤さんごめんなさい。

僕はやっぱり、殺さなきゃいけないみたいだ・・・。

総司・・・、土方さん・・・、一・・・、平助・・・、左之さん・・・、皆・・・。

僕を・・・、こんな愚かな僕を、

どうか・・・、

斬り捨てて・・・。